岩城 佳津美

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コラーゲンピール(マッサージピール)

従来のケミカルピーリングは、「ピール=皮を剥く」つまり、皮膚の表面を薄く薬剤で剥いて、代謝を促すというものでした。しかし、コラーゲンピールは皮膚をピール(剥がす)することが主な目的ではなく、真皮層のコラーゲンの生成を促進することが主目的となるピーリングです。主成分である「トリクロロ酢酸(TCA)」は、真皮層にある線維芽細胞増殖因子を活性化させて新しいコラーゲンを形成するはたらきがありますが、腐食性が極めて大きく、皮膚・粘膜などを急速に侵す強力な酸です。強力なピーリング剤として、ニキビ痕のクレーターなどの治療に使用されたりしますが、リスクも高く日本ではあまり普及していませんでした。PRX-T33はこの強力なトリクロロ酢酸(TCA)に過酸化水素(H2O2)を配合することによって、表皮のピーリング作用を起こさずに高濃度(33%)のトリクロロ酢酸(TCA)を真皮層にまで浸透させることができる画期的なピーリング剤です。治療後数ヶ月間にわたって真皮で新しいコラーゲンが生成されます。十分な効果を得るためには1~2週間ごとに4~6回程度の治療回数が必要です。<注意事項>・治療中の灼熱感・赤みコラーゲンピールは基本的に当日からお化粧もOKのダウンタイムなしの治療ですが、人によっては治療中の灼熱感や治療直後の赤みがでる場合があります。赤みはメイクで隠れる程度のものです。・治療数日後の落屑(かるい皮むけ)初回の治療後に見られることがある反応ですが、治療を継続すると生じなくなる場合が多いです。・遅発性の広範囲な赤みまたは斑状発赤治療直後ではなく、翌日くらいに遅れて赤みが出てくる場合があります。症状が強ければステロイド外用剤を使用し対応する場合があります。・コウジ酸のアレルギーコウジ酸が含まれているため、コウジ酸のアレルギーがある方は治療出来ません。非常に稀ですが、治療後数日間かゆみが続く場合はコウジ酸アレルギーの可能性があります。症状によりステロイド外用剤を使用し対応する場合があります。・遅発性の部分的な皮膚炎特定部位における発赤や腫脹が見られる場合、治療時に軽微な皮膚炎等を起こしていた可能性があります。症状によりステロイド外用剤を使用し対応する場合があります。